退院まで -10- [脳動脈瘤]
2011年10月下旬
金曜日⇒入院、事前検査
土曜日⇒手術、ICU
日曜日⇒ICU、一般病棟
というわけで、月曜日からは一般病棟にて術後の回復および検査となります。
まずは脳外科チームの回診。
偉そうな先生たちがニコニコしながらベッドを回ってます。
そして小生のところへきて、何か変わりはないか聞いてきました。
実はこの時、軽い複視を覚えていました。
右の方、右上の方を見ると、左右の像が合わず二重に見えてしまうのです。
回診チームにそのことを伝えると、心配ないですとの回答。
術後によくある症状でしばらくすると消えるそうです。
( ´∀`)ホッ としました。
後は血液検査とCTです。
しかし、いくら体に負担の少な手術とはいえ、全身麻酔までしてるのですから、多少のダメージはあったらしく、CTに入るまえに気持ち悪くなって吐いてしまいました。
もっともそれ以外は至って普通です。
太ももの止血帯もとっくにとれてますし、手術痕も全く痛くありません。
なにより尿カテーテルがないので、もはやいつ退院できてもおかしくないくらい歩きまわれます。
そうなると1日を少しもてあましますね。
火曜日の検査は血液検査と眼科です。
というか血液検査は毎日でした。
・・・しかしこの眼科が小生にとって最悪でした。
術後の軽い複視の確認で、同病院内の眼科で診察を受けたのです。
診察室に入って軽い複視があるということを伝えると、
「あちゃーそれは大変だ!」
といって思いっきり不安をあおります。
こちらは脳外科の先生コメントで、術後よくあることと聞いていましたので、
「なんだ、コイツ?」状態です。
しかも、
「動脈瘤手術の予後検査で、こちらにくるように言われたのですが」
と伝えると、
「あ、そうなの?」
といって初めてカルテを見る始末。
いや、入院着着てるし、手首に入院用のタグ巻いてるし、一般外来なわけねーだろと。カルテぐらい見てからコメントしろよと。
理由もなく開口一番患者の不安あおるやりかたはものすごく腹が立ちます。
その後は話半分適当に聞いて適当に返事してたので覚えていません。
なんか瞳孔を開く薬を点眼して、機械を覗く検査しかしてないです。
結果もよくわかりませんでした。
ちなみにこの瞳孔を開く薬ですが、小生にはまったく効果を感じません。
まぶしくないです。
別の機会にも検査しましたが、この手の薬でまぶしさを感じたことがないです。
暗いところでのDVDとかゲームのせいか!?とも思ったり。
水曜日にはこの病気の発見のきっかけとなった、神経内科の先生が回診に来てくれました。顔面神経麻痺の経過観察です。
この先生には感謝ですね。おかげで動脈瘤が破裂せずに済みましたから。
顔面神経麻痺については、1年から2年くらいの長ーいサイクルで治っていくそうです。
とはいえ、発症から2か月近くたっているので、顔面神経麻痺はだいぶ落ち着いて、見られる顔になってきました。まだひきつりや、口に力を入れると、同時にまぶたが下がってしまうという症状は残ってますが・・・。
木曜日は血液検査だけです。
が、この日の朝6時ごろに看護師さんが採血に来たんですけど、なんと足の甲から採ってきました。ここは痛いです。
小生、血管が細くて沈んでいるので、非常に採血しにくいらしいです。
血液検査の痛さでは、ひじの裏側< 前腕 < 手の甲 < 足の甲、という感じでした。
もっとも手の甲は採られている時までは痛くないですが、針を抜いた後が長い時間痛いです。足の甲は刺された時からずっと痛いですが・・・
金曜日は血液検査とMRI。こちらも特に問題はなし。
明日は主治医の先生が診察にくる日です。
そこで問題がなければその日に退院です。
ちなみに手術からこれまで、主治医の先生の回診はありませんでしたが、代わりに脳外科の若い先生が定期的に診てくれてました。
土曜日で入院してから8日目。
いよいよ退院の日です。
8時ごろ主治医の先生が回診に来てくれました。
血液検査やCT,MRIの結果を踏まえて特に問題はなし、手術もうまくいってきれいに動脈瘤がコイルで埋まってるとのことでした。
そして退院許可です。
今後は3か月、6か月、12か月という間隔でMRIとアンギオを受けます。
これは手術箇所の予後や再発がないかをみるために行うそうです。
これで、今回降って湧いたような病気も対処できて安心です。
あとは顔面神経麻痺の治療だけ・・・・と思っていましたが、実は手術後いろいろ問題も発生してきました。
これについては現在も続いているので別テーマでアップしていきます。
脳動脈瘤編は次回の退院時の精算についてで最後とします。
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