禁煙外来にいってみた [禁煙治療]
The following takes place at age 47
約20歳のころから25年以上、毎日1箱程度のたばこを吸っています。
その間特にやめようと思ったことはなく、仕事の合間に、食後の一服にと楽しんでおりました。
我が家では夫婦2人とも喫煙者のため、家で吸っていても誰もいやがりません。
そんなある日、2010年10月ですが、タバコの大幅値上げがありました。
皆様ご存じの通り、たばこの値段はことあるごとに10円、20円と真綿で首をしめるような上がりかたをします。
ですが、2010年の値上げは100円以上もの値上げされました。
夫婦で1日3箱×30日、1箱410円として月に9,000円の値上げです。トータル36,900円です。
さすがにこれはきつい。たばこをやめることを考え始めました。
その当時テレビでは、舘ひろしさんがCMで禁煙治療をアピールしていました。
禁煙.jpです。
薬を使ってしかも保険適用で受診できるという触れ込み。
これはいい機会だ。薬を使って止められるなら、楽ちんだ。ぜひ夫婦二人で同時に禁煙しよう。
と思って電話しましたが、さすがに皆さん考えることが同じで、禁煙外来はどこもいっぱい。
おまけに希望者が多すぎて、薬の供給が間に合わずに一時外来受付中止に。
仕方がないので薬の供給が追い付いて、禁煙外来が再開するのを待ちます。
年があけて2月ころ。やっと禁煙外来が再開するとの情報を得ました。
しかし3月に例の大震災です。
我が家も相当揺れましたが、幸い大きな被害はありませんでした。
が、なんと家内が震災のショックでたばこをやめてしまいました。
これはずるいです。1人で吸うののなんと後ろめたいことか。
そして予約が取れたのが4月の始め。禁煙治療の開始です。
すこし離れた病院ですが、通院は5回程度なので頑張っていってきます。
まず初回は同意書を書かされました。
内容は「医師と一緒に積極的に治療に取り組みます」という宣言書みたいなもの。
当然サイン。
まずは今までの喫煙本数やニコチン依存症のチェックを受けて、禁煙治療の対象であることを確認されます。
あとは薬の飲み方説明と処方です。商品名はチャンピックスです。スターターキットになってて台紙に埋め込まれています。
最初の1週間はたばこ吸いながらの服用でOK。1日1回0.5mg1錠です。
ただし4日目からは1日2回0.5mg1錠づつ。
2週目からはたばこをやめて薬を服用。1日2回1mgを1錠づつです。
それらを通院を交えつつ計12週で終了。保険適用でトータル約2万円です。家のたばこ代の1か月分にも及びません。
さて最初の1週間は、これが最後のたばこなんだなぁと思いつつとくに変わったこともなく経過。
多少はまずく感じるようになった気もしますが、変化は感じられません。
2週目以降は本格的に禁煙開始です。
あれ?特に吸わなくても平気だぞ?
不思議なことに、禁煙がそれほど辛くありません。
ですが、一時だけ無性にたばこを吸いたくなる時があります。
食後のひと時とスロットをうってる時です。
小生、スロットによくいくのですが、ボーナスを引いた時に、さて一服という欲求がおそってきます。
つまりこれは吸いたいから吸うのではなく習慣です。
そう思った瞬間、なにかが剥がれ落ちました。
頭では理解してましたが、体で理解した瞬間です。
なんだ、特に吸いたいわけではなかったんだ。
スロットうつ⇒当たる⇒一服 という単なるルーチンワークだったんだ。
それに気づいて以降は全く禁煙が辛くなく、あっさりと止められました。
それまで、禁煙ガムもパッチも体験したことなく、意志が弱い小生がこうもあっさり止められるとは・・・。
驚きです。
家内も、この人は絶対やめられないだろうなぁと思っていたそうです。
さてさてその後4年以上たちますが、吸いたいと思うことはほとんどありません。
最初の1年はさすがに習慣が完全には抜けきらず、欲求がぶり返すこともありましたがもう完全に大丈夫です。
やめた当初は他の人のたばこも気にならず、むしろいい匂いだなとさえ思っておりました。
ですが人間、勝手なもので今ではタバコの煙に憎しみさえ覚えてしまいますwww
もっともやめて全てがうまくいったかと思うと、弊害もあったのです。
体重・・・10kg増えました・・・
たばこ代・・・3万円以上浮くはずがどこにもない・・・何故だ?
タグ:禁煙治療
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