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前兆と発見 - 前篇 - [顔面神経麻痺]

The following takes place at age 47 
 
今思うと、ここ数年の病気ラッシュは以前に書いた周期性の四肢麻痺から始まった気がします。
四肢麻痺で入院したのが2011年7月でしたが、これは同年9月の話です。 
 
 
特に変わったことのない9月最初の平日の朝でした。
少し寝坊した小生は、午前中はゆっくりしてお昼をどこかで食べてから出社しようと決めます。
決めた先は会社近くのやよい軒。かつ定食を食べたい気分でした。

おいしくいただいていた時です。なぜかいつもより食べこぼすなぁと。

口には普通にもっていけますが、食べていると口にしまりがなくこぼれてしまいます。

すこしパニックになりました。
顔に手をあててみましたが特に変わった感触はありません。
ですが顔の右半分にちからが入りません。
あわてて洗面所で鏡をのぞきこむと、ありえない顔が映ってました。

顔の右半分がだらしなくさがり、特に口角とほほ肉、まぶたがたれさがってるのです。
人生で一番の挫折感を感じました。

とりあえず会社に電話して事情を説明し、2か月前にお世話になった病院の神経内科へ予約を入れます。
幸い明日すぐに診てくれるとのこと。
その日は顔を隠すようにして家に帰りました。

ネットで顔面神経麻痺を調べましたが、原因は様々。
思い当たる節といえば、寝るときに顔に直接クーラーの風があたってたことか、眠気ざましに顔を両手で激しく洗うようにこすることがクセになっていたこと。いずれにせよ確定はできません。
治療も様々で、こうすれば治るというのはありません。しかも半年くらいはかかるそうです。
さすがに面相が変わってしまったことには絶望しかかりました。

そして翌日、予約した病院へ。

検査は問診と、CT。
なんでも脳からくる場合もあるので念のためだそうです。

結果、特に問題は見当たらないので、脳からではなく、末梢性の顔面神経麻痺だろうとの診断。
今日は薬をもらっておしまし。
発症後すぐにステロイドの服薬を始めれば、回復予後が比較的良いらしいとネットで調べていたので、処方を待ちます。

その病院、処方は院内で、会計時に薬の代金も含まれており、会計後レシートについてる引き換え券で薬と交換する便利システムです。
スマホをぽちぽちしてたところ、名前で呼び出しを受けました。
なんでも神経内科の先生が確認したいことがあるとのこと。
なんか説明し忘れたのかなと思い診察室へ戻ります。

診察室に入ると早速説明。
なんでも前回、周期性四肢麻痺で入院した時にとったCTと見比べたら、違和感のある場所があるとのこと。
その時まで、前にCTとってたことを忘れておりました。

「いや、ちょっと待って。違和感てなんだ」と思いつつ説明を待っていると、前回と今回共通してなにか白いモヤのようなものがどちらにも写ってるとのこと。気になるのですぐ脳外科でみましょうといって、その日の診察を手配していただきました。

脳外科にいくとすぐに検査室に連れて行かれます。今度はMRIです。核磁気共鳴画像法です。
素人見た目はCTと大きく変わりませんが、音がとにかくうるさいそうです。
台に横になる時に耳栓を渡されます。
もっとも耳栓をしてしまえばそこまで大きな音には感じませんし、正直小生のいびきの方がうるさそうです。
その証拠に少し眠ってしまいました。
もう1つCTと違うのは、検査時間が長い! CTは5分程度ですが、MRIは20~30分ほどかかります。
その間、じ~っと身動きせずに堪えています。
小生、暑がりなので汗が顔を伝うのを心配しておりましたが、空気の対流があるので、風通しよくそこそこ涼しいです。ただ頭部の検査なので、目の前に機械が迫り圧迫感が半端ないので、閉所が苦手な方ははやめに目をつぶっててください。

検査結果はすぐでました。
結果は・・・

「脳動脈瘤です」

顔面神経麻痺どころの衝撃ではなかったです。

動脈瘤についてはタイトル違いなので別の機会で記すとして、閑話休題し顔面麻痺へ話を戻します。

脳外科を出た後、再び神経外科へ。
先生に心配されます。そりゃそうですよね。

ただ顔面麻痺の治療としては、脳の検査の詳細がわからないと対処できないとのこと。
従ってステロイド剤もお預けです。

今度こそその日の診察はおしまい。
ひょんなことから大きな病気を発見してくれた先生に感謝しつつ病院を後にします。

ただ後に無理いってでもステロイド剤をもらっておけばよかったなと、かなり後悔することとなりました。
その理由は次回に記します。

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