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回想 -7- [周期性四肢麻痺]

 
今回の入院は、個室のおかげで快適ではありましたが、手足が動かない以外はほとんど普通の状態変わりませんので、ただただ時間が過ぎていく感があります。
つまり暇です。
しかも2日目には手足もほぼ普通に動かせるので、持ってきたスマホは非常に役立ちました。
 
枕元のコンセントで充電できますが、1つ気をつけてください。
ベッドまわりにコンセントはいくつかありますが、赤いプレートのコンセントは決して使わないでください。
電圧が違うのでスマホがダメになる恐れがあります。


今回入院は2度目でしたが、なぜか病院食が非常においしく感じて、感想をいわずにはいられませんでした。
ある日、看護師さんに、
「ここの病院ご飯美味しいです、好きです」と伝えたところ、たいそう喜ばれました。

それから退院するまで看護師さんみんなが優しかったと思うのは気のせいでしょうか。
 
みなさんも入院された時は、いやもちろんされない方がいいですが、ご飯の人にも感謝しましょう。
味のお世辞をいう必要はないですけど、やはり作って持ってきてくれることは当然と思わず、素直に感謝すれば、快適な入院生活が送れるかもしれません。


入院で気になることもありました。
病院のセキュリティです。これは本当に病院差が激しいです。
1度目、2度目の病院も出入り制限がうるさくなく、面会者も普通に病室まで入っていける作りでした。
 
最初の入院時では、小生たばこを吸っておりましたので、夜な夜な病院を出てたばこを吸いにいきました。
 
2度目の病院では、入口が回り込んで入る作りのため、妻は裏口から入って病室にきてくれましたし、小生もその病院の1階にあったベンダーのコーヒーがすごく美味しくて、毎日深夜にベッドを抜け出して飲みにいってました。
 
また別の機会に入院した病院では、セキュリティカードが配布されて、入退室が制限されたりもしました。
 
入退室が自由な病院では盗難の心配をしてしまいますが、貴重品はベッドサイドの引き出しにあるセキュリティボックスで管理するか、病院によっては鍵のかかるロッカーもあります。
本当に病院によって様々です。
 
 
周期性四肢麻痺にの症状は、その後再発せずに至っているので、今回で終了とします。
ありがとうございました。

入院中の治療 -6- [周期性四肢麻痺]


入院中はひたすら点滴と安静です。
幸い冷房の効いた個室なので、不自由はしませんが暇です。
厳しい食事制限はないですが、なんとなく口さびしい感じはします。

救急搬送時から妻に付き添ってもらいましたが、医師からの病状説明時に生命にもかかわったと聞かされて、相当ショックを受けてました。
これからは無茶な行動と暴飲暴食は慎もうと深く反省。

さて検査ですが、入院後3日目にしてようやく新しい検査です。
といっても24時間の尿を採取して、1日の平均カリウム量を測定するというもの。
採尿カップと測定用のビニールバケツを置いていかれました。

成人の1日排尿量は約500~2000ml。2500mlを超えると多尿です。

しかし小生の場合点滴量が多いので、必然的に尿量も増えます。
18時間が経過したところで6リットルのバケツがほぼいっぱいに。

ナースコールをしましたが信じてもらえなかったようです。しばらくしてバケツに入りきらず、カップにはいった状態で再度コールをしたらやっと交換にきてくれました。
さすがにその量に驚いてましたが、1日に何リットルも点滴すればそりゃでますよ。


そうこうしているうちに、5日もたつと指標となるCPKやカリウムの値も落ち着いてきました。

CPK
2469→2780→3798→857

カリウム
1.6→1.7→1.8→3.2

数値的にはほぼ正常という感じでしょうか。
しかも4日目くらいにはすでに体の状態は元通りに感じています。
 
5日目の診察時には、医師からも、
「明日検査して問題なければ退院していいよ」といわれました。


そして次の日の検査、ほぼ数値も正常だったので、退院の許可が下ります。
入院6日目、救急搬送から7日目にしてやっと退院です。
タイトルには「入院中の治療」と書きましたが、治療は本当に点滴しか行っていないので、特筆すべきことはほとんどない入院でした。


しかし、今回患った周期性四肢麻痺の本当の原因調査と治療はその病院では行えないとのこと。
そのため隣市の大学病院を紹介され、紹介状を書いてもらいました。

以降、その大学病院には通い続けております。
大学病院での調査は、別の病気に発展してしまったので、それについては別の機会に。

次回は今回の病院、入院についての回想を書きます。


この病気について -5- [周期性四肢麻痺]


 
周期性四肢麻痺 とは、突然の発作として、両側性に全身の筋力が失われ、しばらくして(多くは)再び正常に戻る疾患のことです。

血液中のカリウム濃度と密接な関係があり、低カリウム性、高カリウム性、正カリウム性の3種類に分類されるそうです。
小生の場合は、低カリウム性周期性四肢麻痺です。
 

【症状】
低カリウム血性周期性四肢麻痺の一般的な症状として、急に脱力がおこります。脱力は下肢の近位筋から始まります
やがて手、首にも脱力があらわれますが、目を動かす筋や呼吸する筋はおかされません。重症例では心筋のはたらきがわるくなり、生命の危険も生じるそうです。

小生の場合も、同様です。一気に全身くるのではなく、まずは足から。
症状が進むまで4~5日はありました。
次に腕。足の症状がでてから3日目くらいに腕がだるくなり始め、救急車を呼ぶまで1週間ほどかけて症状が進行しました
ちなみに入院時のカリウム値は1.6mEq/1
平常時の加減は3.4mEq/1ですから半分以下です。ほっとくと命に関わったといわれました。
単位の意味はすいません、よくわかりませんです。


【原因】
低カリウム性周期性四肢麻痺となる原因ですが、入院している段階ではまだわかりません。
一般的には甲状腺機能亢進症によってパセドー病とともにおきるケースが多いそうですが、パセドー病特有の症状もないことから詳細な検査はある程度回復してからとなりました。
また肝臓の薬や、漢方薬の甘草の飲み過ぎ、腎臓の病気が原因になることもあるそうです。

【誘因】
また、誘因として高炭水化物食、運動後の安静、疲労が引き起こすらしいですが、確かに思い当たる節はあります。
炎天下に延々と歩いて、汗をかきまくってお店についてほっと一息。
さらにBIGハンバーグとご飯大盛り、コーラ数杯・・・
間違えなくこれが誘因でしょうね。

【治療(小生の場合)】
やはり低下したカリウムを元に戻すことが先決でしょうから、最初にうけた点滴はカリウム剤のようです。
また、この病気の場合、血液中のクレアチンキナーゼ(CPK)が高くなります。
クレアチンキナーゼとは簡単にいうと酵素の1種で、激しい運動や病気で筋繊維がこわれた時に上昇します。
通常男性で61~265IU/Iです。
小生の場合では、麻痺を起こしたために、筋肉にダメージが加わって、この値が高くなっています。
入院中の最高値でなんと3800IU/Iもありました。
このCPKを下げるためには、ひたすら点滴しまっくて、血液をきれいにするそうです。

退院できるかどうかの目安は、麻痺が治まって、カリウムが正常値になり、このCPKが正常値になった時ということになりました。


ともあれ、入院中はなにか行うわけではなく、絶え間ない点滴と日に1度の血液検査が中心となります。
次回は入院中の経過と検査について書いていきます。 

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