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胆石症の回想 -5- [胆石症]

胆石症編の最後です。

入院する前までは、病院の夜は怖いと思ってました。
誰もいない部屋からナースコールとか、誰もいないベッドから呻き声とか、廊下を横切る婆さんとか。

婆さんは普通にいますけど、夜中遭遇するとびっくりします。
ダウンタウンの「驚いてはいけない旅館24時」みたいなもんです。

ですが実際入院してみると全く怖くないです。
病気で入院している時はそんな感情にならないというべきか。
元気になって退院する時には、勝手知ったる自分の家みたいになってますし。

小生が入院中にもこんなことがありました。
夜中の1時ごろでしょうか、ややはっきりした声で、老人の声が遠くから聞こえてきます。

「石川さ~ん、た~すけて~、い~しか~わさ~ん」

普通なら怖いんでしょうけど、実際体験すると大爆笑です。
声を殺して笑いました。内視鏡とはいえ手術後なので、傷口激痛です。


そうそう、ここまでほとんど触れませんでしたが、手術は内視鏡を使って行われました。
おなかに穴を4つ開けて手術したそうです。
あまり触れていなかったのは覚えていないからです。
この穴は5年たった今でもうっすらと跡が残ってます。

それにしても手術後の診察時に、摘出した胆石をくれるのはどうかと。
指先ほどの黒っぽい石がフィルムケースに入ってます。
確かにとりましたよという証拠なんでしょうけど、もらっても困ります。
ちなみに半月ほどで緑色にカビます。
あとで父親が

「おれの胆石のほうがでかかった、ゴルフボールくらいあった」と自慢してました。

はいはい 。


書くのを忘れてましたが、入院直前に食べたピザ。
あれは胆石にとって最悪の行為でした。
胆石で痛みが出てるのに、そんなもの食べたら余計にいたくなりますよ。
胆石をお持ちの方は油っこいものは控えた方がよいですからね。

それ以来我が家では、そこのピザ屋は縁起が悪いので、禁止になってしまいました。

以上、胆石症の闘病記でした。


タグ:胆石
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