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検査結果 -3- [低カリウム血症]


いよいよ周期性四肢麻痺(低カリウム血症)の原因究明開始です!


検査の中心はやはり血液検査。
これから毎回通うたびに採血されます。
毎回血液検査の目的は変わっていくのですが、まずは甲状腺関係です。
甲状腺の機能に問題があると電解質異常がしばしば見られるそうです。 
 
 
ここからは単純な検査の繰り返しなので、半年ほどの経過をダイジェストで書いていきます。

血液検査の結果。
甲状腺関連項目、異常なし!
だがHa1c少し高い! 血圧も高い!

先生「血圧高いのが気になります。少しやせましょう」

次の検査は、首エコー。心電図。
全く問題なし!血圧高い!

先生「今度は腎臓内科で検査を受けてください」
先生「それと別の降圧剤を処方します」

次の検査は腎機能。エコーとCT。
問題なし!血圧まだ高い!

先生(腎)「少し砂っぽいのがあるので、結石に注意してください」
先生(腎)「副腎も腎臓も正常です。こちらが原因ではないです」

先生「降圧剤をもう1種類加えます。やせましょう」
小生「・・・・はい。」


これらの過程で次々と疑われた病気の可能性が消えていきます。
甲状腺機能低下症、副腎腫瘍などここまででほとんどの病気の可能性がなくなりました。


さらに検査を重ねること半年。
低カリウム、高レニンなのに腎血管に異常がないということで、ほぼ原因が特定できなくなってしまいました。この他にも専門的すぎる内容が山ほどありますが、当然小生が理解できていないので省きます。
(※レニン=タンパク質分解酵素の一種)

つまるところ、1年の検査結果は「原因不明」


以前よりあった高血圧も必ずしも関係しているとはいえず、こっちの診断は「本態性高血圧」。
意味は「原因のわからない高血圧」ということ。(このころは薬で安定しています)
しばしばみられるそうです。


その後何度か検査にいきます。
ありがたいことに、これまで、低カリウム症は再発しておりません。
ネットで調べたところ、四肢麻痺などは再発する方も多いと聞いていたので、その点は幸いでした。

ただし低カリウムの検査の最後の方で、先生に衝撃的な宣告をいただきました。

先生「次回からは糖尿病の治療を開始します」
 
 
 
Σ(゚д゚|||)マジカ!



低カリウム編終了。次回糖尿病編へ続く。


タグ:低カリウム
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検査開始 -2- [低カリウム血症]


紹介状を携えて大学病院に行ってきました。
比較的最近できたきれいな大学付属病院です。
入院棟と外来棟がわかれていて、中にはコンビニやカフェも入っています。

総合受付で紹介状を渡して、病院のシステムを説明されます。
この時に受付表とポケベルを渡されました。
次にフロアで受付にて問診票をもらったので、記入して順番を待ちます。

ところでこの大学病院のシステムがすごくいいです。
先ほどもらったポケベルを、専用のホルダーに入れて首からかけておきます。
すると診察の20分ぐらい前に、「○○科待合室の近くにいてください」とか、自分の番になると、「診察室にお入りください」と呼び出してくれます。
また、会計も同様に順番がくると呼び出してくれるので、病院内のカフェや自販機あたりでゆっくりしていても安心です。
おかげで待つのがあまり苦になりません。
他の大きい病院はみんなこうすればいいのにとも思います。
ちなみに再診時には、受付(機)にカードを入れると、受付表とポケベルがでてくるので、ホルダーに入れてフロア受付にいけば、後は病院内のどこにいても安心です。


閑話休題。

紹介された先は糖尿病・内分泌代謝内科。担当される先生は診療科長さんです。
これは原因究明が期待されます щ(゚Д゚щ)カモーン

紹介状を読みながら、問診が行われました。
いくつかの質問に答えつつ、今後は検査を中心に診察を進めていくことを説明されます。
現状ではまだ不明なことも多いので、定期的に検査をして、病因を絞り込んでいきます。
この日は初めてですし、緊急を要する容態ではないので、診察はここまで。
とりあえず処方薬がでました。

アスパラカリウム。

変な名前。カリウムの錠剤です。
これを定期的に飲んで、カリウムが失われないようにします。
錠剤が異様に大きいのが気になります。

さて、次回からは検査ラッシュです。
この病院にはこれから長いことお世話になります。



タグ:低カリウム
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原因不明 -1- [低カリウム血症]

The following takes place between age 47 and age 49.


2011年の7月に、たぶん暑さと疲労から引き起こされた周期性四肢麻痺。
この症状の原因は低カリウム血症によるものでした。

今回のタイトル「原因不明」は、以前に書いた周期性四肢麻痺の後日譚であり、低カリウム血症の原因究明の話をします。


さて、この低カリウム血症が起きる原因として、カリウム摂取不足と、下痢や嘔吐が原因で消化管から喪失することがありますが、小生の場合はどちらでもないので省きます。

他には尿からの排出と、血液からの細胞への過剰なカリウム喪失だそうですが、基本的に周期性四肢麻痺は後者が原因で引き起こされます。

四肢麻痺での入院中に、念のため検査をして原因の裏付けをとります。
検査の方法は24時間蓄尿をして1日の平均カリウム値を測定します。
その結果、尿中カリウムが15mmol以下なら血液中から細胞内にカリウム移動したことによると証明されます。
ただし15mmolを超えると、腎臓由来で尿への排泄された事になります。
(mmol=ミリモル)

検査の結果は、15mmol以下でしたので、やはり血液から細胞内にカリウムが流失した線が濃厚です。
ただし蓄尿検査のデメリットとして、検査の段階ではすでにカリウム流出が止まっているということも考えられます。
そのため、原因究明は腎臓の可能性も忘れることはできません。


残念なことに、この病院では設備等の都合上これ以上の診断はそこまでで。
なので、再発しないよう病因を特定して治療するため、大学病院への紹介状を書いてくれました。

次回は大学病院での検査です。


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