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アンギオ2 -12- [脳動脈瘤]

2011年11月~2013年11月ごろ

今回は脳動脈瘤関連の続きです。

2011年の秋口に、未破裂脳動脈瘤の手術を受けてから、4年が経過しました。
その間の検査について振り返ってみます。

手術後はコイルが正常に埋められているかとか、再発はしていないかなどを見るために定期的に検査をする必要があります。
小生の場合、術後から3か月から6ヵ月おきに約2年間ほどにわたって検査をしました。
検査内容はMRIかアンギオ。
その2年間でアンギオは4回、MRIは5回受けました。

もっともこれは予定の検査に加え、後遺症がでてしまったための検査も含まれております。
MRIについては特筆すべきことはないのですが、アンギオで少々。

手術前や術後1回目のアンギオは、カテーテルを右太ももの付け根から挿入しました。
ですが次のアンギオでは、「手首からやってみる?」と聞かれたので即答。

太ももの時は検査後は起き上がれないので、尿カテーテルはつきものだったのですが、手首の場合には術後も歩けるのです。
もっとも圧迫止血は6時間は絶対なので、入院をしますが。

手首からの検査は、太ももから入れた時と対して変わりません。
痛みもほとんどありませんし、造影剤を入れた時の頭が熱くなる感じもそんなにいやではないです。鎮静剤で頭がぼーっとはしておりましたが。

その鎮静剤が切れてきたころ、気が付くと男の先生が小生の手を握っておりましたwww
正確には、手首の動脈を圧迫止血してただけですが・・・。

ちなみにこの先生(若い)、尿カテーテルを抜くのが最高に上手な先生ですwww

そして検査後ですが、太ももの時よりはるかに自由で快適です。
ただちょっと痛みがあるかなぁと。太ももの時は止血の圧迫痛はありましたが、傷自体は全く痛くないです。ですが今回の手首は痛みが多少あります。
そしてその痛みは翌日には消えてしまいましたが、今度は別の痛みが・・・。

正確には痛みというよりしびれに近いのですが、右のひじから先がなんかしびれたような感じがします。
そしてなんとそのしびれが一か月近く続きました。

これは小生の血管が細いところに、カテーテルを入れたせいでしょうか。
次の時はやっぱり太ももからと思った次第です。


しばらくして再度アンギオを受ける日がやってきました。
今度は、予定通り太ももからです。

いつも同じ所からやっていると血管が固くなってアンギオがやりづらくなるそうです。
ですが、一か月も腕がしびれるのは仕事にも影響しますので、太ももからです。

ただし今回の小生はいつもと違います!
なんとベッドの上で尿器を使って排尿できる精神性を手に入れました!
これで尿カテーテルとはおさらばです!

いや、本当に元気(具合が悪くないという意味で)な時に、ベッドの上でするのはなかなか辛いのですよ。


そして2年が経過した結果、手術した箇所はきれいに瘤がふさがっていて、再発もしていないとのこと。なので今後は1年ごとにMRIで大丈夫でしょうとの診断でした。

それから現在まで2度ほどMRIを受けましたが、特に問題はないので脳動脈瘤はこれで終診とします。


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退院精算 -11- [脳動脈瘤]

2011年10月下旬
 
 
脳動脈瘤編の最後は退院時の精算についてです。

小生がそうでしたが、検査や手術、入院する際はやっぱり費用が気になって調べたりします。
病状や治療方法によって、費用がバラバラなのは当然ですが、やはり目途ぐらいは知っておきたいです。当日請求されて払えなかったら困りますからね。

小生の今回の手術はかなりかかると知らされていました。
数百万くらいだろうと。

払えないっす。
いくら高額療養費制度があるからといって、そんな一時金払えないですよ。

そんな時の切り札、限度額適用認定証です!
もちろん事前に申請して入手しておきました。
これで手術費が数百万かかろうと、 ”80,100円+(総医療費-267,000円)×1%”で済みます。

例えば今回5,000,000円かかったとすると、
80,100+(5,000,000-267,000)X1%=127,430円となります。
とりあえず、この金額+αを用意すればなんとかなりそうです。
医療保険は診断書がないと給付されないので、そちらをあてにはできず、なんとか上記金額を用意しました。

後から聞いた話ですが、手術が終わって小生がICUにいる時、妻と両親が主治医に呼ばれて、術後の説明があったそうです。
その時に、先生が費用のことを心配して切り出してくれたんですが、妻が自信満々に限度額適用認定証を出したようで、先生が準備のよさに感心していたそうです。
さらに退院したらすぐ給付されるよう、保険会社の手続き書類も取り寄せていたので、完璧です。


さて退院です。
退院の精算が準備できると、看護師さんが金額を書いた紙を病室まで持ってきてくれる予定です。

きました。¥144,750。
逆算すると約680万円です(・ω・;)マジカ!
持っててよかった認定証です。

ちなみにこの費用は8日間の入院と手術、ICUの費用ですが、金額の大半は5.7mものプラチナのコイルです。
また、食事は保険の対象外で減額されていませんので、最終的な金額にプラスされます。給食費1か月分くらいですが。

それと、今回の入院中、神経内科の先生の回診や薬の処方がありました。
もちろんこれは脳動脈瘤の手術とは全く関係ない病気ですが、入院中である場合はすべて含まれて精算されます。
つまりこれも限度額適用認定されるということ。豆知識です。


さて精算が終わったら受付で、保険申請用の診断書発行手続きをしてナースステーション(NS)に戻ります。
NSでは退院証明を発行してくれるので、それをもらい、手首にまいた入院タグをはずしてもらったら全ておしまい。

脂っこいものが無性に食べたくて、KFCによってから帰宅です。

以上が小生の脳動脈瘤の顛末記です。
手術前、入院中、退院時と妻には本当に助けてもらいました。
深く感謝です (*´▽`)

退院後は定期的に検査をうけにいきますが、残念なことに、しばらくして後遺症らしきものがでてきます。やっかいな話になるので、そちらはまた別のテーマで。


タグ:脳動脈瘤
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退院まで -10- [脳動脈瘤]

2011年10月下旬

金曜日⇒入院、事前検査
土曜日⇒手術、ICU
日曜日⇒ICU、一般病棟

というわけで、月曜日からは一般病棟にて術後の回復および検査となります。

まずは脳外科チームの回診。
偉そうな先生たちがニコニコしながらベッドを回ってます。
そして小生のところへきて、何か変わりはないか聞いてきました。

実はこの時、軽い複視を覚えていました。
右の方、右上の方を見ると、左右の像が合わず二重に見えてしまうのです。

回診チームにそのことを伝えると、心配ないですとの回答。
術後によくある症状でしばらくすると消えるそうです。
( ´∀`)ホッ としました。

後は血液検査とCTです。

しかし、いくら体に負担の少な手術とはいえ、全身麻酔までしてるのですから、多少のダメージはあったらしく、CTに入るまえに気持ち悪くなって吐いてしまいました。

もっともそれ以外は至って普通です。
太ももの止血帯もとっくにとれてますし、手術痕も全く痛くありません。
なにより尿カテーテルがないので、もはやいつ退院できてもおかしくないくらい歩きまわれます。
そうなると1日を少しもてあましますね。 

火曜日の検査は血液検査と眼科です。
というか血液検査は毎日でした。

・・・しかしこの眼科が小生にとって最悪でした。
術後の軽い複視の確認で、同病院内の眼科で診察を受けたのです。
診察室に入って軽い複視があるということを伝えると、
「あちゃーそれは大変だ!」
といって思いっきり不安をあおります。
こちらは脳外科の先生コメントで、術後よくあることと聞いていましたので、
「なんだ、コイツ?」状態です。
しかも、
「動脈瘤手術の予後検査で、こちらにくるように言われたのですが」
と伝えると、
「あ、そうなの?」
といって初めてカルテを見る始末。

いや、入院着着てるし、手首に入院用のタグ巻いてるし、一般外来なわけねーだろと。カルテぐらい見てからコメントしろよと。
理由もなく開口一番患者の不安あおるやりかたはものすごく腹が立ちます。

その後は話半分適当に聞いて適当に返事してたので覚えていません。
なんか瞳孔を開く薬を点眼して、機械を覗く検査しかしてないです。
結果もよくわかりませんでした。

ちなみにこの瞳孔を開く薬ですが、小生にはまったく効果を感じません。
まぶしくないです。
別の機会にも検査しましたが、この手の薬でまぶしさを感じたことがないです。
暗いところでのDVDとかゲームのせいか!?とも思ったり。

水曜日にはこの病気の発見のきっかけとなった、神経内科の先生が回診に来てくれました。顔面神経麻痺の経過観察です。
この先生には感謝ですね。おかげで動脈瘤が破裂せずに済みましたから。
顔面神経麻痺については、1年から2年くらいの長ーいサイクルで治っていくそうです。
とはいえ、発症から2か月近くたっているので、顔面神経麻痺はだいぶ落ち着いて、見られる顔になってきました。まだひきつりや、口に力を入れると、同時にまぶたが下がってしまうという症状は残ってますが・・・。

木曜日は血液検査だけです。
が、この日の朝6時ごろに看護師さんが採血に来たんですけど、なんと足の甲から採ってきました。ここは痛いです。
小生、血管が細くて沈んでいるので、非常に採血しにくいらしいです。

血液検査の痛さでは、ひじの裏側< 前腕 < 手の甲 < 足の甲、という感じでした。
もっとも手の甲は採られている時までは痛くないですが、針を抜いた後が長い時間痛いです。足の甲は刺された時からずっと痛いですが・・・

金曜日は血液検査とMRI。こちらも特に問題はなし。
明日は主治医の先生が診察にくる日です。
そこで問題がなければその日に退院です。
ちなみに手術からこれまで、主治医の先生の回診はありませんでしたが、代わりに脳外科の若い先生が定期的に診てくれてました。


土曜日で入院してから8日目。
いよいよ退院の日です。
8時ごろ主治医の先生が回診に来てくれました。
血液検査やCT,MRIの結果を踏まえて特に問題はなし、手術もうまくいってきれいに動脈瘤がコイルで埋まってるとのことでした。
そして退院許可です。

今後は3か月、6か月、12か月という間隔でMRIとアンギオを受けます。
これは手術箇所の予後や再発がないかをみるために行うそうです。


これで、今回降って湧いたような病気も対処できて安心です。
あとは顔面神経麻痺の治療だけ・・・・と思っていましたが、実は手術後いろいろ問題も発生してきました。
これについては現在も続いているので別テーマでアップしていきます。

脳動脈瘤編は次回の退院時の精算についてで最後とします。



タグ:脳動脈瘤
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